3月16日(水)から、3月20日(日)まで、ハンガリーのデブレツェンで、世界ジュニアが行われていました。 今回は、優勝候補2人が欠場し、大混戦となった、男子フリーの結果と、上位3名と、日本人選手についてまとめます。
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結果
順位 | 選手 | 国 | 合計点数 | SP | FS |
1 | ダニエル・サモーヒン | イスラエル | 236.65 | 9 | 1 |
2 | ニコラス・ナドゥー | カナダ | 224.76 | 8 | 2 |
3 | 樋渡知樹 | アメリカ | 222.52 | 6 | 3 |
4 | アレクサンドル・サマリン | ロシア | 222.11 | 2 | 5 |
5 | ヴィセント・ゾウ | アメリカ | 221.19 | 4 | 4 |
6 | ドミトリー・アリエフ | ロシア | 211.18 | 1 | 7 |
12 | 中村優 | 日本 | 186.22 | 12 | 13 |
15 | 友野一希 | 日本 | 179.61 | 20 | 12 |
18 | 宮田大地 | 日本 | 169.19 | 19 | 18 |
表彰台&日本選手まとめ
1位ダニエル・サモーヒン(イスラエル)236.65 PB(フリー&合計)
4回転を、見事3度成功させました!1つ3ルッツが2ルッツになるミスがありましたが、技術点(TES)では、ぶっちぎりの1位でした!ショートでは9位でしたが、技術点ぶっちぎりのスコアで、見事優勝しました! ダニエル選手は、イスラエル人として初めて、ISUチャンピオンシップの大会で優勝という、大きな快挙もなしとげました。
2位ニコラス・ナドゥー(カナダ)224.76 PB(フリー&合計)
素晴らしかったです!4トーループは、回転不足でしたが、着氷しただけ素晴らしいと思いますし、3アクセルは、とてもダイナミックでした。映画メリー・ポピンズの音楽に乗せ、コミカルな動きをいれたり、体を大きく使っていたりと、演技自体も、世界観に引き込まれるものでした。
3位樋渡知樹(アメリカ)222.52 PB(フリー&合計)
後半の3フリップが、3種類目の重複となり、0点になってしまいましたが、それ以外は、本当に素晴らしかったです!4回転こそ入っていませんが、音の捉え方が上手い選手だと感じました。最後には、柔軟性を生かした、ワンハンドビールマンスピンを行っていたのが印象的でした。
12位中村優(日本)186.22 PB(フリー&合計)
3アクセルで転倒とステップアウトをしてしまいました。しかし、その後のジャンプは、大きなミスがなかったですし、中村選手は、指先まで美しい身のこなしをする選手なので、そういったところは、良かったのではないかなと思います。
15位友野一希(日本)179.61 PB(フリー&合計)
冒頭に4サルコウが2サルコウになるミスと、1つ3アクセルでステップアウトするミスがありましたが、その他は素晴らしかったですし、後半に3アクセル-3トーループを決めたのは、大きかったと思います!不思議なメロディーに乗せ、最後まで力強く滑り切っていました!開幕1週間を切った日に、繰り上がり出場が決まり、大変だったと思いますが、本当に素晴らしい出来だったと思います。
18位宮田大地(日本)169.19
四回転は、果敢に挑戦しましたが、惜しくも転倒してしまいました。また、その他のジャンプも、パンク(予定の回転数より少なくなること)や、ランディングで詰まるものが多かったので、残念です。 ジャンプが決まれば、高い得点がでる選手だと思いますし、世界ジュニアという大きな舞台で果敢に大技に挑戦したのは、素晴らしいと思います! 男子シングル総合結果(英語) 男子フリー(FS)ジャッジスコア(プロトコル)(英語)
まとめ
今回の男子は、ショート9位、8位、6位の選手が表彰台に上るという、異例の結果となりました。
また、日本男子も、優勝候補の山本選手は欠場しましたが、来シーズンの世界ジュニアの枠は、「2」を確保しました。
来シーズン、そして将来、もっとレベルアップした姿が見られるよう、応援していきましょう!