【平昌オリンピック 2018】フィギュア団体戦 男子ショート 結果&演技振り返り! 宇野昌磨は?

韓国の平昌で開幕した平昌オリンピック。

フィギュアスケートの種目の中で一番最初に開催される団体戦の初日、男子ショートとペアショートが行われました。

フリーに進出できるのは、団体戦の男女シングル、ペア、アイスダンス全てのショートプログラムが終了した時点で上位5チームです。なので、フリーに進出するため、ショートには必然的に各国のエース選手が集結します。

各国のエース選手が集結した団体戦、男子ショートプログラムの結果と、演技内容を振り返っていきます!

また、初日終了時点での団体戦のランキングもお伝えします。

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【平昌オリンピック 2018】フィギュア団体戦 男子SP滑走順&予定演技構成!各国エースが登場

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 団体戦 男子ショート結果

1位 宇野昌磨 日本 103.25
2位 オレクシイ・ビチェンコ イスラエル 88.49
3位 パトリック・チャン カナダ 81.66
4位 ネイサン・チェン アメリカ 80.61
5位 マッテオ・リッツォ イタリア 77.77
6位 チャ・ジュンファン 韓国 77.70
7位 ハン・ヤン 中国 77.10
8位 ミハイル・コリヤダ OAR(ロシア) 74.36
9位 パウル・フェンツ ドイツ 66.32
10位 シャフィク・ベセギエ フランス 61.06

団体戦はポイント制なので、点差は関係ありませんが、宇野選手、ぶっちぎりの1位です!!点差ボーナスをあげたいくらいですね笑笑

宇野選手のぶっちぎり1位もすごいですが、この結果から注目すべき点は、トップ選手がミスを連発して下位になってしまったことです。ミスが続いていた雰囲気や、オリンピックの雰囲気に飲まれてしまったのでしょうか?

個人戦では選手たちが力を発揮してほしいなと思います!

下で各選手の演技の振り返りをしているのでご覧ください!

順位順 演技振り返り

※得点の()内のTとPとDはそれぞれ、Tは技術点、Pは演技構成点、Dは減点を表しています。
※スピンやステップの後に付いている数字は、レベルです。
※ジャンプの前半と後半の区切りは//としています。認められた後半の最初のジャンプの前に//をつけています。
※「*」のマークは無得点という意味です。

第1位 宇野昌磨(日本)103.25

得点:103.25(T56.64 P46.61 D0.00)

4F/FCSp4/StSq3//4T+3T/3A/CSSp4/CCoSp4

素晴らしい演技だったと思います!後半の4T+3T、そして3Aはとてもとても美しかったです!!
落ち着いていたと思いますし、演技中に笑顔も出ていて、オリンピックという舞台を楽しんでいるように感じました。
直前のトップ選手たちが、多くミスをしていた中、その流れを断ち切って自分だけの世界に入り、世界観を作っていたように感じました。
また、今回の得点、実は、オリンピックでの男子ショートプログラムの歴代最高得点なんです!すごいですし、ファンとしても嬉しいですね。
冒頭の4Fは少し乱れがありましたし、ステップもレベル3だったので、まだここでノーミスをしなかったことは良かったのではないかと思います。個人戦ではさらに素晴らしい演技を期待しています!

第2位 オレクシイ・ビチェンコ(イスラエル) 88.49

得点:88.49(T47.59 P40.90 D0.00)

3A/4T/CCoSp3//3Lz+3T/FCSp2/StSq3/CSSp4

冒頭の3A、そして4Tはとても美しかったです!ジャンプを全て成功させ、また曲に合わせて軽快にステップなどを踏んでいて素晴らしい演技だったと思います。
最後まで勢いがありました!

第3位 パトリック・チャン(カナダ) 81.66

得点:81.66(T38.56 P45.10 D-2.00)

4T fall/3Lz+2T/CCSp4//3A fall/StSq4/FSSp3/CCoSp4

滑りや演技から伝わってくるものはさすがでしたが、ジャンプのミスが多かったように感じます…得点源の冒頭の4T、後半の3Aの2つのジャンプで転倒したことは大きいと思います。3Lz+3Tも3+2になってしまいましたが、演技構成点はさすがでした!

第4位 ネイサン・チェン(アメリカ) 80.61

得点:80.61(T37.73 P43.88 D-1.00)

4F+2T/FSSp4/CCSp4/2T*//3A fall/StSq4/CCoSp4

一番大きなミスは、4Tが2Tになり、得点が丸々無くなってしまったことだと思います。3Aでも転倒がありました。冒頭の4F+2Tも4Fで詰まってしまい、4+3を4+2にしました。
最近のネイサン選手ではあまり見られなかった、ミスの多い演技となりましたが、演技自体の美しさなどが増したな、と思いました!美しかったです!

第5位 マッテオ・リッツォ(イタリア) 77.77

得点:77.77(T40.60 P37.17 D0.00)

3A/3F+3T/CCSp4//3Lz/FSSp4/StSq4/CCoSp4

最初の3Aこそ少し乱れましたが、一つ一つ丁寧にこなしていたと思います。最後にはガッツポーズも出ました!!

第6位 チャ・ジュンファン(韓国) 77.70

得点:77.70(T40.71  P36.99 D0.00)

3F+3T/3A/CCoSp4//3Lz/FCSp4/StSq2/CSSp4

全ての要素を丁寧にこなしていたと思います。母国開催の緊張の中で、良い演技だったのではないでしょうか?

第7位 ハン・ヤン(中国) 77.10

得点:77.10(T38.28 P40.82 D-2.00)

3A< fall/4T fall/FCSp4//3Lz+3T/CSSp4/StSq4/CCoSp4

流れのあるジャンプを持っている選手なだけに、冒頭2つの3A、4Tで転倒したり回転が足りなくなったり失敗があったのは残念でした…しかし、以前よりも伸びやかな滑りになったなと感じ、より魅力的な選手になったな、と思いました!

第8位 ミハイル・コリヤダ(OAR.ロシア)74.36

得点:74.36(T33.75 P42.61 D-2.00)

4Lz fall/4T+COMBO fall/FSSp4/1A*/CCSp3/StSq4/CCoSp4

4回転で2度の転倒、3Aは1Aになり0点、というミスが多い演技となってしまいました。
ジャンプで大きく得点を失ってしまいましたね…ここで自信を失わず、個人戦では良い演技を見せてほしいです!

第9位 パウル・フェンツ(ドイツ) 66.32

得点:66.32(T34.54 P33.78 D-2.00)

4T fall/3A fall/FCSp4/StSq3//3Lz+3T/CSSp3/CCoSp3

全てのジャンプで乱れがあったのは少し残念でしたが、最後のスピンなどはオリジナリティがあってよかったと思います。

第10位 シャフィク・ベセギエ(フランス)61.06

得点:61.06(T26.93 P34.13 D0.00)

3T+2T/2A/FCSp3//3Lz/CCoSp2V/StSq2/CSSp3

前半2つのジャンプはパンクしてしまいましたが、後半の3Lzはとても良かったです!胸元に”TAXI”と入っていて、ハンドルを回す振り付けを沢山していたので、タクシードライバーイメージなのでしょうか笑?楽しませてくれたと思います!

フィギュア団体戦 初日暫定順位

男子ショートとペアショートが行われた初日終了時点でのランキングをお伝えします。

点ではなく、1位から10点、2位は9点…というようにポイント制で争われ、多い方が勝ちとなります。

順位 合計ポイント 男子SP ペアSP
1位 カナダ 17 8 9
2位 アメリカ 14 7 7
3位 日本 13 10 3
4位 OAR(ロシア) 13 3 10
5位 イスラエル 11 9 2
6位 中国 10 4 6
7位 イタリア 10 6 4
8位 ドイツ 10 2 8
9位 韓国 6 5 1
10位 フランス 6 1 5

宇野選手の1位、そして須崎・木原ペアの自己ベスト更新の健闘もあり、日本は現在3位です!

ロシアと同ポイントですが、合計得点が高い日本が上位となります。
宇野選手、ぶっちぎり1位だったので、ポイントボーナスがあるといいなとも思っていましたが、実際に高い得点のおかげで日本は現在上位に組み込めています!

団体戦、ファイト日本!!

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