現在、アメリカのボストンで、フィギュアスケートの世界選手権が開催されています。
そこで今回は、日本勢が好位置につけた男子ショートプログラム(SP)の結果と、上位選手、注目選手のまとめをします。
結果
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順位 | 選手 | 国 | ショート得点 |
1 | 羽生結弦 | 日本 | 110.56 |
2 | ハビエル・フェルナンデス | スペイン | 98.52 |
3 | パトリック・チャン | カナダ | 94.84 |
4 | 宇野昌磨 | 日本 | 90.74 |
5 | ボーヤン・ジン | 中国 | 89.86 |
6 | ミハイル・コリヤダ | ロシア | 89.66 |
12 | デニス・テン | カザフスタン | 78.55 |
26(フリー進出ならず) | ハン・ヤン | 中国 | 62.56 |
上位3選手&注目選手まとめ
1位羽生結弦(日本)110.56
圧巻!の一言に尽きるような演技で、フィニッシュ後には、雄叫びをあげていましたね!(上の写真が雄叫びの時の表情)4回転サルコウと3アクセルは満点の加点を得ましたし、4回転+3回転も2.86のほぼ満点の加点でした。 惜しくも自身の世界歴代最高点には少し及びませんでしたが、ステップシークエンスがレベル3だったので、そういったところにまだ改善の余地があると思うと、完璧の演技をすると、どこまで点数が出るのか、楽しみです!
2位ハビエル・フェルナンデス(スペイン)98.52
4サルコウで転倒していながらも、100点に近い点数が出るところに、総合力の高さを感じました。
つなぎの部分などにマラゲーニャらしい振りが入っていたり、ひげを伸ばしたりといったところで、独特の世界観に引き込まれました。転倒した以外のジャンプは、2点以上の加点がつく、素晴らしいものでした!
3位パトリック・チャン(カナダ)94.84
3アクセルでの転倒がありましたが、難しくも、簡単そうに美しくこなすステップやスケーティングは圧巻で、ステップはレベル4を獲得しながら、加点2.10という、見たことのないような評価を受けていました。パトリック選手は、ステップやスケーティングだけでなく、豪快なジャンプを跳ぶので、大きな加点も得ていました!
4位宇野昌磨(日本)90.74
スピード感がある、素晴らしい演技だったと思います!最後の3フリップ+3トーループの、3フリップでつまり、3トーループが2トーループになってしまったところは残念でしたが、ステップ、スピンで全てレベル4でしたし、3アクセルでも、大きな加点を得ていました!フリーでは、今まで前半だった、2つの3アクセルを、後半に持ってくるということなので、攻めの気持ちを忘れずに、楽しく滑ってほしいです!
5位ボーヤン・ジン(中国)89.86
今回は、いつもよりジャンプが安定していない印象を受けました。冒頭の、超高難度コンビネーション、4ルッツ+3トーループで、4ルッツのあと、オーバーターンが入って3トーループをとびましたし、後半の4トーループも、ほんの少しですが、着氷体制が乱れていました。でも、大きなミスではないので、フリーでは、挽回してほしいです!
12位デニス・テン(カザフスタン)78.55
怪我の影響からか、ジャンプでミスが続いてしまいました・・・。冒頭の4回転は手をついてつまづき、後半の3+3は、3+2になった上、転倒してしまいました。今シーズン怪我があり、試合に復帰したのは、3月の上旬ということで、調整は難しかったかもしれませんが、フリーでは、デニス選手らしい滑りを見せてほしいです!
26位ハン・ヤン(中国)62.56
四大陸選手権が良かっただけに、今回のショートは残念でした・・・。4トーループで転倒、3アクセルでステップアウト、3ルッツ+3トーループが1ルッツになり、0点になる、と、3つのジャンプで全て失敗し、まさかのショート敗退という結果になってしまいました・・・。
まとめ
上位陣がミスをする中、羽生選手は異次元の強さを見せました!また、初出場の宇野昌磨選手も、歴代王者に次ぐ4位という、素晴らしい順位だと思います!
この勢いのまま、女子、そしてフリーでも、頑張ってほしいですね!