先日、アメリカのワシントン州スポーケンで、チームチャレンジカップが行われていました。
チームチャレンジカップは、アジア・北米・ヨーロッパの3チームで戦う、大陸別団体戦で、今年、2016年に初めて開催されました。
そこで今回は、ショートプログラムの結果などについてまとめていきます!
チームチャレンジカップ・ショートプログラムの競い方
ショートプログラムは、ペア、アイスダンスの選手は出場せず、男女シングルだけで戦います。
各チーム1人ずつが1つのグループとなり、グループの中での順位に応じてポイントをもらいます。
各グループ、
1位→12点
2位→10点
3位→8点
となり、合計ポイントが一番多いチームが、ショート優勝となります。
(フリーとショートは全く関係ないと思ってください。)
ショート結果
グループ | 1位 | 2位 | 3位 |
男子 第一グループ |
デニス・テン (アジア) |
アダム・リッポン (北米) |
ミハイル・コリヤダ (ヨーロッパ) |
女子 第一グループ |
エフゲニア・メドベデワ (ヨーロッパ) |
宮原知子 (アジア) |
グレイシー・ゴールド (北米) |
女子 第二グループ |
ガブリエル・デールマン (北米) |
ロベルタ・ロデギエーロ (ヨーロッパ) |
本郷理華 (日本) |
男子 第二グループ |
宇野昌磨 (アジア) |
ナム・ニューエン (北米) |
ミハル・ブレジナ (ヨーロッパ) |
男子 第三グループ |
ボーヤン・ジン (アジア) |
ジェイソン・ブラウン (北米) |
セルゲイ・ボロノフ (ヨーロッパ) |
女子 第三グループ |
アシュリー・ワグナー (北米) |
エリザヴェート・トゥルシンバエワ (アジア) |
エレーナ・ラジオノワ (ヨーロッパ) |
ショート 総合順位 |
アジア | 北米 | ヨーロッパ |
男子シングルでアジアは3人中全員が1位と、強さを見せ、アジアが優勝となりました!
日本選手まとめ
ここでは、日本から出場した、宇野昌磨選手、宮原知子選手、本郷理華選手の演技についてまとめていきます!
(PBとなっていますが、得点は参考記録です。)
宇野昌磨 105.74 PB
4フリップ、決めましたね!試合前のインタビューで、新しい種類の4回転を入れるかもとは発言していましたが、まさか4フリップを入れてくるとは思いもしませんでした!
4フリップはこらえた印象でしたが、加点をもらっていましたし、後半に入れた、4回転トーループ+3回転トーループのコンビネーションそして3アクセルも非常に質が良かったです。
ステップもよく動いていて、レベル4を獲得していました。
得点も参考記録ながら、羽生選手に次ぐ歴代2位の105.74でした。
本当に素晴らしかったです!!
(得点は参考記録ですが、4フリップの成功は認められるそうです!)
宮原知子 73.28 PB
素晴らしかったです!今回の演技は、とても動きが大きかったと思います。
今回のショートは、世界選手権よりスピンやステップの加点があまり付かなかったのですが、ジャンプの踏切エラーなどはなく、ジャンプは全て加点をもらっていました!
もっとジャンプなどの加点を増やしていけば、来シーズン、今よりも順位を上げてくれると思います!
本郷理華 60.74
冒頭の3フリップが2フリップとなり、ショートプログラムの規定で0点になってしまいました・・・。
でもその後立て直し、後半の3トーループ+3トーループは、最初の3トーループで冷やっとしたものの、きちんと決め、グループ内では3位だったものの、60点台には乗せました!
独特な世界観を、表情や振り付けで表現していて、とても引き込まれました!
まとめ
宇野選手が、世界初4回転フリップを成功させました!
新大会で歴史的快挙を達成した宇野選手は、本当に素晴らしいと思います!
宇野選手の活躍もあり、アジアチームは、見事ショートの初代王者となりました。
来シーズンの活躍も期待したいですね♪