2016年2月18日(木)から21日(日)まで台湾の台北で行われていました。 そこで今回は、男子フリーの総括をします!
四大陸選手権・男子ショートプログラム(SP)総括
男子フリー総括
1位 パトリック・チャン(カナダ)290.21
圧巻というしか無い、演技でした。氷を削るのではなく、氷を押しているような、本当に素晴らしいスケーティング技術です!
スケーティングのみならず、ジャンプでも、2点以上の大きな加点がつくジャンプを飛んでいたので、フリーでは、PBを更新する、世界歴代2位の高得点の、203.99を叩き出しました!
2位 ボーヤン・ジン(中国)289.83 PB
今回、ボーヤン選手は、ISU公認大会で初めて、1つのプログラムで、3種類の4回転を4度成功させました! ノーミスで、本当に凄かったのですが、僅差でパトリック選手に負けてしまった理由としては、スケーティング、ステップ、スピン、2点以上の加点が無かった、といったところでしょうか。でも、まだ18歳で伸び代があるので、そういったところを伸ばしてくると、SPで100点、FSで200点、合計300点も軽く超えてくると思います!
3位 ハン・ヤン(中国)271.55 PB
本当に素晴らしかったです!今シーズンは、あまりいい演技をしていなかったので、久しぶりにいい演技が見られました。後半の3アクセルでも2点の加点をもらうなど、加点がつくような大きなジャンプが多かったです。
4位 宇野昌磨(日本)269.81
2度(1度は後半)の4回転を両方とも失敗してしまいました。
しかし、演技構成点だけで見ると2位でしたし、その他のジャンプでは、大きな加点をもらっていたので、3位と僅差の4位に入ることができたのだと思います!
5位 無良崇人(日本)268.43 PB
素晴らしかったと思います!前半の3アクセルではつまってしまいましたが、後半の3アクセルで、高難度のコンビネーションを決めました。 今までのPBは、ノーミスの時だったのですが、今回、少しジャンプがつまったのにPBを出せた理由は、ステップシークエンスで、レベル4で、加点をもらえるようになったからだと思います。
6位 田中刑事(日本)222.70
冒頭の4トーループで転倒し、後半の3アクセルが1アクセルになってしまいましたが、それ以外の場所はきっちりと決めました。 今後の伸びしろとしては、ジャンプをきちんと決めることはもちろん、スピンでレベルの取りこぼしをしないことや、ステップの難度を上げ、レベル4を獲得するなどだと思います。
四大陸選手権男子総合結果(英語)
四大陸選手権男子フリースケーティング(FS)採点表(英語)
まとめ
日本勢は残念ながら2年連続で表彰台を逃してしまいましたが、悪い演技ではなかったですし、次につながる良い試合だったと思います。 世界選手権では、今大会日本勢最上位の宇野昌磨選手に加え、絶対王者の羽生結弦選手も出場します。良いシーズンの締めくくりとなるよう、皆さんで心を合わせて応援しましょう!