四大陸選手権・男子ショートプログラム(SP)総括

台湾の台北で行われていた四大陸選手権が終了しました。 今回は、男子SPの総括をします。

1位ボーヤン・ジン(中国)98.45 PB

ジャンプが本当に凄いですね!

今シーズン世界で初めて成功させた4ルッツのコンビネーション、後半に組み込んだ4トーループ

ともに成功させ、非常に高かったです。

演技構成点が課題と言われていますが、すべてのステップ、スピンでレベル4を獲得し、

世界歴代4位の高得点を叩き出しました。

 

2位宇野昌磨(日本)92.99 PB

4トーループでは回り過ぎてしまい、完璧とはいきませんでしたが、キレのあるステップ、美しい体の使い方など、 彼の持ち味が存分に出た、素晴らしい演技でした。 ステップ、表現の面ではもちろん、ジャンプでも好評価で、3アクセルでは、加点のMAXに近い、 2.57という非常に高い評価を得ました。ちなみに、この3アクセルは、今大会の男子SPで一番 評価を受けています!

3位ハン・ヤン(中国)89.57

流れのあるジャンプはもちろん、音楽にあう軽やかなステップが見られました! 1つ、最後のスピンが0点になってしまいましたが、3アクセルなど、他のジャンプで 加点をもらっていたので、3位に入ることができました。

4位無良崇人(日本)89.08 PB

ノーミスの、素晴らしい演技でした!3-3は回転不足の判定を受けてしまいましたが、 ステップは、非常に細かく、情熱的なかっこいい演技だったと思います。 ステップは本当に圧巻でした!

5位パトリック・チャン(カナダ)86.22

すべてのジャンプで失敗していましたが、大きなミスなくまとめたと思います。 やはり滑らかなスケーティングは圧巻で、演技構成点でも全選手中最高評価をうけました。 今回は5位で、今シーズンはSPの調子が悪い印象を受けますが、SPでノーミスすると、 とても高い点数が出ると思います!

7位田中刑事(日本)74.82 PB

最初の4回転はパンク(予定の回転数より少なくなること)してしまい、3-3では、オーバーターンして しまいましたが、3アクセルは高かったですし、後半に向けて、どんどん力強く、スピードが出てくる、 素晴らしいプログラムでした!

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まとめ

今回のSPでは多くの選手がPBを更新しましたが、それでもどの選手も改善点があるので、世界選手権や、来シーズンでは、そういった点を改善し、もっとレベルの高い戦いを見たいです!

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