《日本勢素晴らしい演技も表彰台逃す・・・超ハイレベル!女子フリー結果&まとめ》2016フィギュアスケート世界選手権

先日、アメリカのボストンで、フィギュアスケートの世界選手権が行われていました。
そこで今回は、史上稀に見る、超ハイレベルな戦いとなった、女子シングルの、総合結果や、上位3名と日本勢のフリーのまとめをします!

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総合結果

PBは、ショート、フリー、合計のいずれかで、パーソナルベストを出していれば、PBとしています。

スマホの場合は、表を横にスクロールしてご覧ください!

順位 選手  国  合計得点  SP  FS 
エフゲニア・メドベデワ  ロシア  223.86 PB 
アシュリー・ワグナー  アメリカ  215.39 PB 
アンナ・ポゴリラヤ  ロシア  213.69 PB
グレイシー・ゴールド  アメリカ  211.29 PB
宮原知子  日本  210.61 
エレーナ・ラジオノワ  ロシア  209.81 
浅田真央  日本  200.30 
本郷理華  日本  199.15 PB 
ガブリエル・デールマン  カナダ  195.68 PB 
10 長洲未来 アメリカ 186.65 10 11
11 ジジュン・リ 中国 184.52 PB 11 12
12 エリザヴェート・
トゥルシンバエワ
カザフスタン 183.62 PB 12 10
13 ニコル・ライチョヴァー スロバキア 173.05 PB 15 13
14 チェ・ダビン 韓国 159.92 16 15
15 アンジェリーナ・
クフワルスカ
ラトビア 158.99 18 14
16 ロベルタ・ロデギエーロ イタリア 158.41 13 19
17 アレーヌ・シャトルラン カナダ 157.82 17 17
18 パク・ソヨン 韓国 154.24 22 18
19 アンナ・フニチェンコワ ウクライナ 154.02 PB 19 20
20 ヴィヴェカ・リンドフォース フィンランド 152.93 23 16
21 エイミー・リン 台湾 146.55 14 22
22 ニキ・ヴォリーズ オランダ 140.87 PB 24 21
23 ツーチュワン・チャオ 中国 139.67 21 23
24 アナスタシヤ・ガルスチャン アルメニア 136.07 20 24

※フリー進出者のみ

上位3名&日本勢まとめ

1位エフゲニア・メドベデワ(ロシア)223.86 PB(フリー&合計)※フリーの得点は歴代最高得点

 

フリーで世界歴代最高点を出しました!この技術構成は、若い選手にしかできないものだと思います!
11個のうち、7個、手を上げてとんでいたので、さすがに多すぎて、プログラムの流れがなくなるのではないかなと思いましたが、タノジャンプ(手を上げてとぶジャンプ)は、バランスを取るのが非常に難しいので、凄いと思います!

 

2位アシュリー・ワグナー(アメリカ)215.39 PB(ショート&フリー&合計)

 

本当に素晴らしかったです!ベテランらしい、豊富な表現力や表情がとても印象に残りました!
回転不足や、アテンションマーク(!・エッジが不明確)などという細かいミスはありましたが、表現力やスケーティングは素晴らしく、演技構成点は、世界歴代最高点を出した、メドベデワ選手より高い、1位でした!

 

3位アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)213.69 PB(ショート)

 

ダイナミックな、素晴らしい演技でした!ポゴリラヤ選手のスケーティングや表現力は、若手の中では、トップを争う上手さではないかなと思いますが、今回のフリーでも、美しいポゴリラヤ選手の表現力やスケーティング、身のこなしを見られました!

 

5位宮原知子(日本)210.61 

 

とても美しかったです!惜しくも、パーソナルベストにはとどきませんでしたが、素晴らしかったと思います!
フリーでは、ショートで取られた回転不足やエッジエラーなどの減点はなく、フリーだけでは3位となり、ショートから1つ順位を上げて、5位となりました!
フリーの技術点では全体の2位でしたが、演技構成点は、7位だったので、良くなっているとはいえども、来シーズンに向け、表現力や、スケーティングなどを、もっと強化していってほしいと思います!

 

7位浅田真央(日本)200.30

 

本当に素晴らしかったです!回転不足やエッジエラー、パンク(予定の回転数より少なくなること)などの細かなミスはありましたが、すべてのジャンプを着氷しましたし、見ている人を引き込んで、感動させる演技でした!
今までの浅田選手の演技の中でも、BEST5には入るような、心を揺さぶられる、素晴らしい演技でした。
今シーズンあまり見られなかった、『真央スマイル』も見られて、ファンとしても、安心しました!

 

8位本郷理華選手(日本)199.15 PB(SP&合計)

 

表情がとても良かったなと感じました。スピードと躍動感があり、現地のお客さんを、よく盛り上げていたと思います!
最後の2アクセル+2トーループの2トーループでつまり、回転がほどけてしまったミスがなければ、目標の200点に届いていたと思うので、惜しかったですが、ボストンの観客を大いに盛り上げていたので、本郷選手をアピールするチャンスにはなったと思います!

 

<ISU結果サイト>

女子シングル総合結果
女子フリー・ジャッジスコア
女子フリー・得点詳細

 

まとめ

今回の世界選手権の女子シングルのレベルは、本当に高く、日本勢は3人とも本当に素晴らしい演技だったのですが、残念ながら、日本女子は11年ぶりにメダルを逃してしまいました。

優勝したメドベデワ選手がフリーで世界歴代最高点を叩き出したのももちろん素晴らしいですが、全体のレベルが上がっていることに驚きました!

昨年優勝したトゥクタミシェワ選手の得点を上回る選手は5人いましたし、昨年3位の、ラジオノワ選手のスコアを越え、昨年だったら表彰台に乗っていた選手も、9人いたのです!

この超ハイレベルな戦いを終えた選手たちに、まず、「お疲れ様」と言いたいです!
少し休んだ後、来シーズン、もっとレベルアップした姿を見たいですね!

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