GPシリーズ第6戦NHK杯・男子フリー結果・演技まとめ・滑走順〈速報〉

11月25日〜11月27日まで北海道札幌で、ISUGPシリーズ第6戦NHK杯(日本大会)が開催されています。

今回は、NHK杯の男子フリースケーティングの結果や演技まとめなどを速報でしていきます!

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結果

※確定順位

順位 選手 合計得点 フリー得点
1 羽生結弦 日本 301.47 197.58
2 ネイサン・チェン アメリカ 268.91 180.97
3 田中刑事 日本 248.44 167.95
4 オレクシイ・ビチェンコ イスラエル 229.87 154.74
5 ミハイル・コリヤダ ロシア 225.69 147.51
6 デニス・ヴァシリエフス ラトビア 223.73 153.23 
7 ジェイソン・ブラウン アメリカ 218.47 144.14 
8 ナム・グエン カナダ 212.43 137.10
9 日野龍樹 日本 207.15 134.65 
10 エラッジ・バルッデ カナダ 195.32 119.03
11 グラント・ホッホスタイン  アメリカ 191.40  123.09

演技まとめ

第11滑走
ネイサン・チェン(アメリカ)

冒頭の4Lz+3Tは転倒して単独となったが、続く4Fに3Tをつけて綺麗に着氷。4Tはステップアウト。4Tからの3連続は2連続に。演技後半は4Sは結局入れなかったが、3Aや3F+3Tなども決めた。音楽をよく表現し、力強く、目の離せない演技だった。1つ1つのポジションも美しかったと思う。

得点は180.97(技術点97.91 演技構成点84.06 減点-1.00)合計は268.91。結果2位。

第10滑走
羽生結弦(日本)

冒頭の4Loは軸が曲がったものの、綺麗に着氷し、4Sも危なげなく着氷。3Fも綺麗に着氷。後半の4Sは転倒し、コンビネーションにできなかったが、4Tは着氷。その後3A+2Tを3A+2Tにし、3A+1Lo+3Sは3Sを2回転にした。最後のジャンプ3Lzは綺麗に着氷。4回転4本中3本を決めたが、4Sは転倒したため、本人は「もうちょっと」という仕草もしていた。ジャンプだけでなく、自然の雄大さなども美しく表現していた。

得点は197.58(技術点106.06 演技構成点92.52 減点-1.00)合計は301.47。暫定堂々の1位。

第9滑走
田中刑事(日本)

冒頭の4Sは手をついたが、次の4S+2Tは綺麗に成功させた。3Aは少し足をついたようにも見えたが着氷。後半は3F+3T、3A+2T+2Loなど、すべてのジャンプをクリーンに成功させた。ジャンプはほぼパーフェクトで、質の良いジャンプが多かった。コミカルな振りを入れたり、表情、全身も使ったりして、この曲を表現していた。

得点は167.95(技術点87.79 演技構成点80.16)合計は248.44。暫定1位(表彰台確定)。

第8滑走
ナム・グエン(カナダ)

冒頭の4Sは成功したが、次の3Aはステップアウトして転倒。後半の3A+3Tは1Aになったが、次の3Lzを3A+3Tにして成功させた。その後も大きなミスなく滑りきった。表情なども使い、明るく曲を表現していた。

得点は137.10(技術点64.40 演技構成点73.30 減点-1.00)合計は212.43。暫定5位。

第7滑走
エラッジ・バルッデ(カナダ)

冒頭の4Tは回転が足りずに着氷し、次の3Aはコンビネーションにならず。次の3Lz+1Lo+3SはLzが2回転に。後半の3Aは転倒し、3F、3Loはどちらも2回転に。3Lzはステップアウト。2A+2Tは単独になった。ジャンプを決めることはできなかったが、ステップなどでの体の動かし方は良く、曲の雰囲気を出していた。

得点は119.03(技術点45.89 演技構成点74.14 減点-1.00)合計は195.32。暫定6位。

第6滑走
ミハイル・コリヤダ (ロシア)

冒頭に挑んだ4Lzは転倒し、次の4Tも転倒。続く3Aは3Tをつけられなかったため、3Lzからの3連続を3Lz+3Tにしたが堪えた。後半の3Aはパンクして1Aに。3S+2Aのジャンプシークエンスは成功したが、次の3Loはステップアウト。最後の2Aは着氷。今回は4Lzに挑んだが、結局4Tを含む2本とも転倒し、その後のジャンプもあまり決まらなかった。パントマイムなども使いながら、この曲の世界観を演じていた。

得点は147.51(技術点67.99 演技構成点81.52 減点-2.00)合計は225.69。暫定2位。

第5滑走
オレクシイ・ビチェンコ(イスラエル)

冒頭の4T+3Tは3T+3Tになったが、次の4Tはダイナミックに着氷。後半は3Aは綺麗に決めたが続く3A+2Tは間にオーバーターンが入ったがなんとかコンビネーションをつけた。その後も3F+1Lo+3Sなどのジャンプもしっかり決めた。大きなミスなく滑り切っていた。決まったジャンプはダイナミックで高さがあった。

得点は154.74(技術点78.26 演技構成点76.48)合計は229.87。暫定1位。

第4滑走
日野龍樹(日本)

冒頭の4Tは回転が足りずに転倒。次の3連続ジャンプは最後を2Sにした。続く3A+3Tは少し回転は足りないように見えたが着氷。しかし後半の3Aは高くクリーンに着氷し、最後のジャンプは2A+2Tを3S+2Tにして綺麗に着氷した。「キダム」の独特な世界観を全身を使って表現していた。

得点は134.65(技術点66.37 演技構成点69.28 減点-1.00)合計は207.15。暫定3位。

第3滑走
ジェイソン・ブラウン(アメリカ)

冒頭の4Tは転倒し、次の3Aからのコンビネーションの予定のジャンプはステップアウトで繋げられず。後半の3Aもステップアウトし、予定していた3F+3Tも2Tにするなど、ジャンプのミスも目立った。しかし、彼の持ち味である美しいスピンやスパイラル、そして表現力は光っていた。

得点は144.14(技術点62.44 演技構成点82.70 減点-1.00)合計は218.47。暫定2位。

第2滑走
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)

冒頭の3Aは単独になったが、続く単独の予定の3Aに2Tを付けた。この3Aは両足着氷。後半には3Lz+3Tや3連続ジャンプなど得点源もしっかりと決めた。全身を大きく使い、「四季」を力強く表現していたと思う。

3A/3A+2T/StSq/3Lo/CCsp/3Lz+3T/3Lz/3F/ChSq/3S+2T+2Lo/2A/CCoSp/FCosp

得点は153.23(技術点79.09 演技構成点74.14)合計は223.73。暫定1位。

第1滑走
グラント・ホッホスタイン(アメリカ)

冒頭の4Tは転倒し、3Aからのコンビネーションも1A+1Tに。続く3Tもバランスを崩した。その後のジャンプはなんとか着氷したものの、3Loはバランスを崩した。ジャンプにはミスが多かったが、表現やスピン、ステップなどは丁寧にこなしていたと思う。

4T/1A+1T/3T/StSq/FCCoSp/3Lo+2t/3Lz+1Lo+3S/FSSp/3F/3Lo/3Lz/Chsq/CcoSp

得点は123.09(技術点54.07 演技構成点70.02 減点-1.00)合計は191.40。暫定1位。

滑走順

第1グループ    
19:37:30〜19:45:50 グラント・ホッホスタイン アメリカ
19:45:50〜19:54:10 デニス・ヴァシリエフス ラトビア
19:54:10〜20:02:30 ジェイソン・ブラウン アメリカ
20:02:30〜20:10:50 日野龍樹 日本
20:10:50〜20:19:10 オレクシイ・ビチェンコ イスラエル
     
第2グループ    
20:26:40〜20:35:00 ミハイル・コリヤダ  ロシア
20:35:00〜20:43:20 エラッジ・バルッデ カナダ
20:43:20〜20:51:40 ナム・グエン カナダ
20:51:40〜21:00:00 田中刑事 日本
21:00:00〜21:08:20 羽生結弦 日本
21:08:20〜21:16:40 ネイサン・チェン カナダ

リンク先

男子シングル・総合結果

男子シングルフリースケーティング・得点詳細

男子シングルフリースケーティング・プロトコル(採点表)

羽生300点越え優勝&田中3位!
次の舞台はGPファイナル

今回のNHK杯では、羽生結弦選手が300点越えを果たし、優勝しました!今回の演技、本当に素晴らしかったですが、まだまだ伸びしろもあるようなのでファイナルも楽しみですね!

また、羽生選手と同い年であり、昔から切磋琢磨してきた田中刑事選手が、GPシリーズ初表彰台の3位となりました!

今回のNHK杯で、GPファイナルの出場選手が決まりました。ファイナルでも、選手たちが笑顔で終われるよう、全力で応援していきましょう!

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